日本規格協会グループ
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ごあいさつ



2019年10月
日本要員認証協会 理事長
前川 徹

当協会は、一般財団法人日本規格協会の要員認証事業を担当していた部門が分離して誕生した一般財団法人です。

 当協会の起源は1996年6月に財団法人日本規格協会内に設立された品質マネジメントシステム審査員評価登録センターに遡ります。当初は品質マネジメントシステム審査員のみが対象でしたが、その後、航空宇宙産業向け審査員、情報セキュリティマネジメントシステム審査員、食品安全マネジメントシステム審査員、労働安全衛生マネジメントシステム審査員の評価登録サービスへと対象分野を順次拡大してまいりました。また、2017年度からは、翻訳者及び規格開発エキスパートの評価登録サービスを開始し、マネジメントシステム以外の分野にも活動範囲を拡げ、総合的な要員認証を担う団体として歩んでまいりました。そして、この度、事業移管により環境マネジメントシステム審査員評価登録サービスを加え、マネジメントシステムの主要分野を網羅する国内唯一の認定された審査員評価登録機関へ成長するにいたりました。

 マネジメントシステム第三者認証は、組織のマネジメントシステムを客観的に保証する仕組みであり、認証された組織自身及びその取引先などの利害関係者からその有効性を認知されております。この第三者認証は、認定機関/認証機関/要員認証機関のそれぞれが担う機能を確実に実施することで有効な仕組みとなっており、実際に審査を行う審査員の力量を評価登録する役割を担う当協会は、マネジメントシステム第三者認証制度を下支えしてまいりました。

 近年、モノづくりに対する信頼を揺るがす問題が発生し品質保証への関心が高まっています。また、あらゆるモノがインターネットにつながるIoTの時代を迎えて情報セキュリティのニーズが増大し、食品の分野ではグローバル化の進展により食の安全に対する意識も急速に高まってきております。このような環境変化を背景に、マネジメントシステム第三者認証にはより一層の信頼性が求められてきております。当協会は第三者認証制度の信頼性を支える機関として、引き続き、皆様の期待にお応えできるよう審査員の方々の公平で客観的な評価を提供してまいりますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。